今までスマートフォンの製造に関しての情報をネットやメーカー主催のイベントに参加して聞いたり製品本体に触れることしかできなかったが、今回HTC NIPPON様の開催されていた【おひとりさま助け合いプロジェクト】に参加し私が希望していた、「HTC台湾本社の社内を見たい!」という無茶なお願いにも関わらず、様々な方のご協力を頂き今回の訪問が実現できました。HTC NIPPONの方々及び今回の旅をサポートして頂いたY様、そして本社訪問にて調整頂いた川木様、本当にありがとうございました!では早速、HTC社の本社へ伺った感想とこの記事を見て頂いているみなさんと情報共有したいことなどを書いていきたいと思います。
HTCとは?
HTC Corporation(エイチ・ティー・シー・コーポレーション)は、台湾を拠点とするスマートフォンメーカーです。過去には、Windows MobileやWindows Phoneの端末を製造していましたが、現在は、Androidを搭載したスマートフォンや、最近ではVRゴーグルのHTC VIVEを製造販売しています。以前は、High Tech Computer Corporation(ハイ・テック・コンピューター・コーポレーション)という社名でしたが現在は、頭文字からHTCとなったそうです。
日本では、HTC NIPPON株式会社(エイチ・ティー・シー・ニッポン)が、NTTドコモとソフトバンクモバイル、イー・アクセス(イー・モバイルブランド、現在のワイモバイル)、KDDI(auブランド、沖縄セルラー電話を含む)にスマートフォンを供給したり、Simフリー端末として、HTC Desire626やHTC DesireEyeを発売しています。
最新情報は、公式アカウントで配信されており下記となります。
・Twitter @HTCJapan
・Facebook HTC JAPAN
・YouTube HTC NIPPON
・Instagram htc_japan
いざ!HTC本社へ!
HTC本社は、台湾の新北市新店区という観光で有名な台北市から少し南に位置する場所にあります。台湾MRTの大坪林という駅から徒歩で10分程の距離にあります。周りは自然もあり、新しく近代的な建物も立ち並んだりしている地域です。本社の建物は、白の外壁で遠くから見て目立つ大きさです。
夜になると社名のロゴが光り外壁の白も目立つステキな建物です。
いざ建物内へ!
入り口でHTC NIPPONのサメちゃんこと川木さんと合流!あとで気づいただのですが、旅のテーマであった『サメちゃんを癒やす』というというよりも私が癒やされるという結果になったことは、この後お話していきます(川木さんごめんなさい)
1階フロアーには、アート空間がある!
まず正面入りすぐに見えたのがこのアート空間!CEOであるシェール・ワン氏が、アートを好む方ということでこの場所を作られたそうです。来社した日にもステキな絵が展示されており、私も絵画が好きなので時間があればもう少しゆっくり見たかったですが、今回は少しの時間、見させてもらいました。この作品は、外部の方が参加できる展覧会だそうで、社内の方が見て新しい感覚を取り入れる事ができるのでステキなイベントだなと感じました。
HTC VIVE がこんなにたくさん?試作品を集めたオブジェ!
1階のフロアーを進むと次は、壁にHTC VIVEのロゴマークがありました!HTC VIVEは、台湾国内ももちろん世界や日本でもVR関係に詳しい方であれば触られた方もいらっしゃると思いますが、ゲームで楽しんだり、3Dペインティングで絵を立体的に書いたりすることができるんです。VRアーティストの関口愛美さんのオフィシャルサイトに作品を掲載されているので気になる方はぜひ!しかし、遠くから見てもゴツゴツした感じにいろいろくっついているような感じがしますね。
近くに寄ってみるたくさんのHTC VIVEが繋がっていました!
えーっと・・・一台おいくら万円だったような・・・と小心者の私は、恐る恐る見てみると基盤などはついていない!ケースだけ使っているのか!ということでちょっと落ち着いて見てたら試作機を使ってこのオブジェが作られていました。上記の写真は、一部だけなので全体で見るとすごい数の試作機からあの製品が生まれたんだなと感じました。
発表になったばかりのHTC U11plusの大きなタペストリー
発表になったばかりのHTC U11+の大きなタペストリーが有りました!私もタペストリー前で撮影したのですが、htの2文字ぐらいで人が1人入るくらいなのでかなり大きいものす。載っているのは、Ceramic Black(通称:半スケ)というカラバリの物で以前に他メーカーが、出していたようなガチガチのスケルトンではなく、少し・・・という話は、この後で記載しますね笑
フロアーの隅にはオシャレなカフェがあった!
フロアを進んでいくとオシャレなカフェがありました。社内の人や商談等の時に使われている様な感じですね。近くにはソファーの様な大きな席もあり、数人で使える様なスペースがあるなど、過ごしやすいスペースです。
HTC U11 はここで発表会が開催されていた!
ここが1階フロアーで最後にご紹介するポイントです!
あれ?何処かで見たことあるなぁと思ったらHTC U11の製品発表会が行われていた場所です!
携帯電話研究家として有名な山根博士こと山根康宏さんが、発表会の様子をアップされています。発表会時は、先程のタペストリーが、HTC U11だったんですね。
次のページからは、違うフロアーへ移動します!
■ステキな食堂でお昼を堪能!
次に移動したのが、社員食堂です。本社では数千人の世界各国の様々な国の方が働いているので食堂がジャンルに分かれていましたが、どの食堂も広い!清潔感あるきれいな感じでどれも食べてみたい料理ばかりでした!今回は、台湾の様々な料理が食べれるビュフェ形式の食堂にお邪魔してきました!種類が多すぎて選ぶのもワクワクするぐらい豊富だったのですが、チョイスしたのが上の写真です(インスタ映えしない写真ですみません笑)
■ まさかのサプライズイベント!日本人で初?
社員食堂で食事を御馳走になっている時に川木さんから『サプライズを用意しています』ということで、なんだろう?と思いながらドキドキしていました。ええ!食事が喉を通らないぐらいもう気になって仕方がなかったです笑 もう本社の中にいて1階のフロアーも普通に人は入れないのでそこから食堂まで行ってそこから先なにがあるのか?ここからは写真が撮影できなかったので文章だけになりますが、ご了承下さい。
招待されたのなんとスマホの制作関連部署!
エレベータにのり他の階に移動するといきなり食堂や1階とは雰囲気が違うフロアーに来ました。周りはセキュリティがバッチリなドア等、見るからに社員であっても誰でも入れるスペースとは違う雰囲気でした。少し待っていると、オフィスカジュアルでラフな感じの男性と女性が、出迎えてくださり紹介頂きました。えぇっ!ほんとですか?なぜここに?いや本社だからそうですが、なんでお出迎えとか?恐縮です・・・という感じの方でした笑 もうHTCファンでずっとスマートフォンを使っているという方は、会いたいと思う方だったと思います。どんな方かは、これからの記事でなんとなくわかるかも?
スマホのカラーは独自制作!世界に一つだけのカラーを創る!
部屋に入って目に入ってきた空間は、まさにオフィス!という感じではなくおしゃれなカフェの様な空間でした。仕切りがなく広い部屋にいろいろなスペースがありフラットな環境でクリエイティブな仕事をする為にとても効率的な雰囲気が感じられました。
部屋の中を進んでいくとある周りの雰囲気とは少し違った本棚で囲まれた感じのスペースがありました。そこでは、スマホのカラーを創るところだったのです。私は恥ずかしながら知らなかったのですが、スマホのカラーって各社独自に制作しているのです。今まで発売している端末のカラーもここでつくられたそうです。
部屋の中には様々な試作品が飾ってあった!
部屋の中を案内して頂いている間にこれはスマホとはどんな関係があるのだろう?と思うような物も飾ってありました。話を聞くと社内のクリエイターの方がアイデアを形にした物を拝見させて頂いたりしました。飾っている物以外にも収納されている物がたくさんあるらしく見てたら部屋に飾ったらおしゃれだな思うような物もありました。
一枚の金属からあのスマホの背面カバーができた!
日本でも発売されたHTC J ONEの背面パネルが飾ってありました。そこには、数枚の金属が飾ってあり、完成までの工程を並べたもので、全部で40程の工程があったそうです。『 HTC J ONE 』の背面パネルは、1枚の金属の板から削り出してあの丸みを帯びた形になりその後、横のラインが入るなど話を伺っているとこの部品を制作するだけでも、1枚の金属から削りだし、研磨、加工等様々な工程を機械で行い、その機械も製品ごとにオーダーで制作しているそうです。背面パネルの製造だけでもデザイン等から考えて様々な方が関わり作られるんだと感じました。
初めて触れたHTC U11plus スケルトンバージョン
先日発表になり海外では発売されているHTC U11Plusも飾ってありました。
ラインナップされているカラーは、左からCeramic Black , Translucent Black , Amazing Silver の3色です。 実機ではなかったのですが、Translucent Black を触らせて頂きました。たぶんですが、一般で触れたのは日本人初だと思います。まだ世界でも未発売ですから。
普通は背面パネルは取れない仕組みになっていますが、モックだったので取り外して中の様子も拝見させて頂きました。他のカラーは背面からは見えないですが、このカラーは、スケルトン仕様になっていて中が透けて見える仕組みになっています。背面パネルが取り外し出来るスマホの機種をみるとゴツゴツした感じで機械的な雰囲気がありますが、このHTC U11 Plusは、シンプルな構造できれいにまとまった感じのデザインになっていました。以前にギーク向けに発売されたスケルトン仕様の機種と比べるとこちらの方がシンプルでオシャレな感じがします。
まとめ
普段は一般の人が入れない場所へ入り、スマホを制作する現場で直接話しを伺える経験をさせて頂いた今回の HTC NIPPON 様の企画【おひとりさま助け合いプロジェクト】に感謝したいと思います。本当にありがとうございました。様々なスマートフォンメーカーがあると思いますが、どんどん注目を浴びるメーカーになって頂きたいと微力ながらMobiCameでも HTC社の情報を配信していこうと思います。長文を読んでくださった読者の方、ありがとうございました!